JALとANA、2023年12月以降の燃油サーチャージ発表。値上げへ

航空会社情報

2023年12月~2024年1月発券分の燃油サーチャージを確定

日本航空と全日空は、2023年12月1日発券分から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2023年12月1日から2024年1月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。1ドル=150円前後で推移する円安の影響で、燃油サーチャージの高騰が止まりません。

燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、2023年8月から2023年9月の直近2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、1バレルあたり119.25米ドル、為替換算レートは1ドル=146.15円となっています。

JAL・ANA 2社間の料金乖離が鮮明に

日本航空と全日空両社の燃油サーチャージを比較すると、コロナ前は横並びだった金額に違いが出てきました。全体的に全日空が提示する燃油サーチャージが日本航空を下回る傾向が続いています。外国為替予約やジェット燃料の調達方法に両社の方向性の違いが出ています。

今後、燃油サーチャージは値下がりするか?

ウクライナ戦争に続きイスラエル・パレスチナ動乱の影響によりジェット燃料は上昇しています。また、為替換算レートは円安の影響で150円台を伺う状況が続いています。

為替換算レートが1ドル=140円を下回り、ジェット燃料が下落しない限り、燃油サーチャージは今後も値上がり傾向が続きます。

日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】

方面現行(10月~11月発券分)改定後(12月~1月発券分)
韓国・極東ロシア3,500円5,900円
東アジア(韓国とモンゴルを除く)8,400円11,100円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク11,000円17,800円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク17,900円24,700円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ21,300円30,500円
北米・欧州・中東・オセアニア33,400円47,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
  • JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。

日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】

方面現行(10月~11月発券分)改定後(12月~1月発券分)
韓国・ウラジオストック3,000円5,000円
中国・マカオ・台湾・香港8,500円11,500円
フィリピン・ベトナム・グアム9,500円14,500円
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア15,500円21,500円
ハワイ・インドネシア・インド18,500円26,500円
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米29,000円41,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。(4月1日発券分より)

その他の付帯条件

  • 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
  • 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。

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