JALとANA、2023年2月以降の燃油サーチャージ発表。金額は据え置き

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JALとANA、2023年2月~3月発券分の燃油サーチャージを確定

日本航空と全日空は、2023年2月1日から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2023年2月1日から2023年3月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。2022年10月に過去最高値を更新した燃油サーチャージは、一旦下降の流れになってきましたが、次回の改定では金額は据え置きとなりました。

燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、今年10月から11月の直近2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、1バレルあたり122.19米ドル、為替換算レートは1ドル=144.73円となっています。

2022年10月に過去最高値を更新した時の燃油サーチャージの基準では、1バレルあたりのジェット燃料費用は151.56米ドルでしたので、30ドル近く燃料代が値下がりしたことになります。ただし、外国為替の換算レートが1ドル=144円台と高止まりしたことにより、燃油サーチャージは据え置きの措置が取られました。

来春、燃油サーチャージは値下がりするか?

日米金利差の動向に合わせ、外国為替レートは10月下旬に一時1ドル=151円台まで円安が進行しました。しかし、現在では131円台まで円高が進行しています。また、シンガポールケロシン(ジェット燃料)は徐々に下降傾向になってきています。来春以降、燃油サーチャージは下落して行くと予想されますが、引き続き外国為替の動向が大きな鍵を握ります。

日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】

方面現行(12月~1月発券分)改定後(2月~3月発券分)
韓国・極東ロシア5,900円5,900円
東アジア(韓国とモンゴルを除く)11,400円11,400円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク17,800円17,800円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク24,700円24,700円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ30,500円30,500円
北米・欧州・中東・オセアニア47,000円47,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
  • JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。

日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】

方面現行(12月~1月発券分)改定後(2月~3月発券分)
韓国・ウラジオストック5,600円5,600円
中国・マカオ・台湾・香港15,100円15,100円
フィリピン・ベトナム・グアム16,000円16,000円
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア25,800円25,800円
ハワイ・インドネシア・インド31,100円31,100円
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米49,000円49,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり500円徴収されます。

その他の付帯条件

  • 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
  • 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。

https://www.midpac.co.jp/oilsurcharge-2022dec-revised/

https://www.midpac.co.jp/ana-seat-assign/

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