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2024年2月~3月発券分の燃油サーチャージを確定
日本航空と全日空は、2024年2月1日発券分から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2024年2月1日から2024年3月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。円安の影響から値上がりが続いていた燃油サーチャージですが、来春以降は徐々に値下がりしそうです。
燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、2023年10月から2023年11月の直近2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、1バレルあたり110.32米ドル、為替換算レートは1ドル=149.67円となっています。
JAL・ANA 2社間の料金乖離が鮮明に
日本航空と全日空両社の燃油サーチャージを比較すると、コロナ前は横並びだった金額に違いが出てきました。全体的に全日空が提示する燃油サーチャージが日本航空を下回る傾向は今後も続く予想です。外国為替予約やジェット燃料の調達方法に両社の方向性の違いが出ています。
今後、燃油サーチャージは値下がりするか?
ジェット燃料費は再び下降傾向にあります。また、為替換算レートは急激に円高・ドル安傾向になってきました。
為替換算レートが1ドル=140円台前半から更に円高が進めば、来春以降燃油サーチャージは大幅に値下がりすると予想されます。
日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】
方面 | 現行(12月~1月発券分) | 改定後(2月~3月発券分) |
韓国・極東ロシア | 5,900円 | 5,300円 |
東アジア(韓国とモンゴルを除く) | 11,100円 | 10,300円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 17,800円 | 16,100円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 24,700円 | 23,000円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 30,500円 | 28,200円 |
北米・欧州・中東・オセアニア | 47,000円 | 43,600円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
- JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。
日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】
方面 | 現行(12月~1月発券分) | 改定後(2月~3月発券分) |
韓国・ウラジオストック | 5,000円 | 4,500円 |
中国・マカオ・台湾・香港 | 11,500円 | 11,000円 |
フィリピン・ベトナム・グアム | 14,500円 | 13,500円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア | 21,500円 | 20,000円 |
ハワイ・インドネシア・インド | 26,500円 | 24,500円 |
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米 | 41,000円 | 38,000円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
その他の付帯条件
- 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
- 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。
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