【2024年 3月最新版】フィリピン・eTravel大幅改定へ!登録方法詳細解説

フィリピン情報

eTravel大幅改定!スマホアプリ化へ。

<2024年3月追記!>頻繁に改定(改悪?)を繰り返す「eTravel」ですが、とうとうスマホアプリ化されました。名称も新たに「eGovPH」と表記されています。アップル App Store、Google Playいずれでもアプリはインストール可能です。今後は可能な限りスマートフォンを利用して申請手続きを行うことを、フィリピン政府は求めています。新規で登録申請する方は、スマートフォンから申請手続きを行ってください。なお、これまでにeTravel申請を既に行っており、パスポート情報などの個人情報を登録済の方はPCからの登録も可能です。トップ画面右上にある「Sign in」をクリックし、登録済メールアドレスとパスワードを入力することにより、新しい渡航情報の登録を行うことができます。ただし、旧eTravelの個人情報データベースとアプリ版eGovPHのデータベースは異なっているようです。今後、年に複数回フィリピン渡航を予定されている方はアプリ登録を済ませておいた方が無難です。アプリ版eGovPHを利用する場合は、新たにパスポート情報などの個人情報を登録し直す必要があります。

 

eGovPH アプリ

eTravel TOP画面

フィリピンへ入国する際に登録が義務付けられている電子渡航申告システム「eTravel」(イートラベル)の登録方法を解説します。

過去複数回に渡り仕様変更してきたeTravelですが、2024年3月より登録フォームが再度改定されスマホアプリからの登録が可能になりました。

紙ベースで入国審査時に提出していた「出入国カード」が廃止され、電子申告に統一されたものがこの「eTraval」になります。

この手続きは、渡航前に事前登録を行わなければなりません。現在のデフォルト設定では、出発予定日の72時間前から登録申請が可能となっています。

登録料は無料です。全ての項目を入力し、QRコードが表示されるまでに要する時間は20~30分程度です。

①初期登録画面

eTravel(eGovPH)の初期登録URL: https://etravel.gov.ph/

1.スマートフォンにアプリをダウンロードした後は、まず一番最初にメールアドレスを登録します。ここで登録するメールアドレスはご自身のスマートフォンで受信可能なメールアドレスを記入します。下部青いボタン「Sign up」をクリックします。

gGovPH 1

 

2.初期画面は電話番号を登録する画面になります。しかし、現在電話番号で登録可能なのはフィリピン国内で使える番号のみです。(+63はフィリピンの国番号です)

ここでは四角枠の下部右側に小さく記載されている□Use email instead(替わりにメールアドレスを利用)の欄にチェックを入れてNextボタンをクリックしてください。

gGovPH 2

3.Eメールアドレスの登録画面に移ります。スマートフォンで受信できるメールアドレスを記入して、Nextボタンをクリック。

eGovGH mail

4.続けて6ケタのワンタイムコードを入力する画面に切り替わります。先ほど登録したメールアドレスに送られてきたワンタイムコードを記入してください。フィリピンの通信事情によるものか、サーバー容量の問題なのかは不明ですが、ワンタイムコードが送信されないケースが多々見受けられます。1回で受信できない場合は、諦めずにメールが送られてくるまで何度か試してみてください。ここから都合3回6ケタの数字を入力する画面が表示されますが、複雑な設定になっていますので注意が必要です。

eGovGH 4

*注意:メールアドレスに送られてきた6ケタのワンタイムコードを入力すると、下記の画面が表示されます。ここに入力する6ケタのピンコードは「申請者が自分で決めた6ケタのピンコード(MPIN)」を入力してください。(決して上記メールアドレスに送られてきたワンタイムコードを2重に入力しないようにしてください。)このピンコードは、ログインパスワードの替わりになるコードです。自分で決めたピンコードを忘れてしまうと、以降このシステムにログインすることが出来なくなりますので、注意が必要です。(ピンコードを忘れた場合の対処方法は、この記事の最下段を参照してください。)

eGovGH 6

5.6ケタのピンコードの登録が完了すると、画面が切り替わりますのでOkayボタンをクリックしてください。

eGovGH 4-2

6.ここまで進んでも、まだeTravelの申請画面へ進むことはできません。次にこのアプリシステムに個人情報を登録する手順に移ります。下部黒枠で囲まれたブルーのボタン「Verify Now >」をクリックして登録手続きを開始します。まずはパスポート情報の登録から始まります。

なお、申請手続きにはパスポート(原本)が必要になりますので、手元にパスポートをご用意ください。

eGovGH 7

②-1 個人情報の入力1<Personal Information>

ここからようやく個人情報の登録画面に入ります。国籍、名前、生年月日、携帯電話番号、性別の入力を行います。

gGovPH Identity

項目要約備考
Citizenshipパスポート上の国籍確認タブより選択、日本人はJapaneseを選択
First Name名 (例)TAROパスポートと同様の英語表記
Suffix称号等記入不要
Middle Nameミドルネーム記入不要
I have no middle nameミドルネームが無い場合はチェックを入れる
Last Name姓 (例)YAMADAパスポートと同様の英語表記
Birthdate生年月日カレンダーから選択
Mobile Number携帯電話番号下記参照
Male / Female男性はMale、女性はFemaleを選択

Mobile Number(携帯電話番号)の記入について

左部(旗の部分)で日本国旗(JP)を選択すると国番号+81が選択されます。日本の国番号(+81)の後の入力は、頭のゼロを外した2桁の数字から順に入力してください。ハイフンは不要です。(例 090→90、080→80などの後に携帯電話番号を入力。+81 90 1234 5678)

全ての記入を終えたら「Next」ボタンをクリック。

②-2 個人情報の入力2<Current Address>

現住所の登録画面に移ります。日本にお住いの渡航者は、Countryの部分で「Japan」を選択し、現住所を番地から順にローマ字で記入してください。

例:1-1-1, FUJIMIGAOKA,  YOKAHAMA-SHI, KANAGAWA

gGovPH 住所

②-3 個人情報の入力3<Capture your Passport>

次にパスポート(顔写真面)の読み取り画面に移ります。ここでパスポートの原本が必要になります。光の映り込みやピンボケに注意して、パスポートの顔写真面全体が入る様に撮影してください。スマートフォンのカメラへのアクセスを求められますので、「Enable Camera」ボタンをクリックします。(パスポートの有効期限が切れていないことを再確認してください。)

eGovPH PPT

gGovPH cameraアクセス

②-4 個人情報の入力4<Take Live Selfie>

パスポート情報のアップロードが完了すると、今度は自撮り写真をアップする画面に移ります。マスクや帽子・メガネは外して、顔全体が移る様にスマートフォンで自撮り写真をアップしてください。

gGovPH Selfie

②-5 個人情報の入力5<Add your signature>

自撮り写真のアップロードが完了すると、自筆サインの記入を求められますが、ここは「Skip for now」ボタンをクリックして飛ばしても構いません。

gGovPH sigh

②-6 個人情報の入力完了

スマートフォン利用ゆえのカメラ機能を使った面倒な手続きが続きましたが、これでようやく個人情報の登録は完了します。ここまで完了すれば、一安心です。「Okay」ボタンをクリックすると自分のプロフィールと顔写真が入ったeGofPHのホーム画面が表示されます。

gGovPH 手続き完了

gGovPH 登録画面

③-1 eTravel申請手続き1<パスポート情報の再読み込み>

上記、eGovPHホーム画面の中ほどにある、女性の顔写真が入った「eTravel」の部分をクリックします。ここで再びパスポート情報の読み取り画面が表示されます。パスポート原本を用意してください。ここではOCR機能を使って、パスポート情報を読み取ります。具体的にはパスポート番号・有効期限・発行年月日・発行国の4つの情報を自動で読み取ります。もし空欄の部分が出た場合は手入力で情報を補完してください。

*「Issued Date(発行年月日)」の部分が空欄になるという事象が発生しています。この部分が空欄になった場合は、手入力でパスポートの発行年月日を記入してください。

gGovPH PPT1

gGovPH PPT2

③-2 eTravel申請手続き2<eGovPHアプリからeTravelへの情報コンバート>

アプリ上で登録した個人情報がeTravelへ引き継がれます。この手順を踏むことでようやくeTravelの手続きを始めることができるようになります。「I Agree」ボタンをクリックしてください。eTravel申請画面が表示されます。過去にeTravelを通じてフィリピンへの渡航履歴がある人は、過去の渡航情報も表示されます。新しく渡航情報を申請する場合は、「New Travel Declaration(新しい渡航申請)」ボタンをクリックしてください。

eGovPH - eTravel

eTravel 初期登録画面

③-3 eTravel申請手続き3<ログイン情報について>

画面が切り替わります。この画面の緑色の部分「For Foreign Nationals(外国人用) click here!」をクリック。

eTravel クリック画面

ようやくeTravelの申請画面に到達しました。これまでにeTravel申請を既に行っており個人情報を登録済の方は、メールアドレスとパスワードを入力することで、申請画面に入ることができます。スマホアプリを通じて初めて個人情報を登録した方は下部「Sign in to Etravel with eGovPH」ボタンをクリック。

eTravel ログイン

③-4 eTravel申請手続き3<eGovPHを利用したログイン方法について>

eGovPHを利用してログインする場合、電話番号の入力を求められます。外国人は基本的にメールアドレスで登録申請を行っていますので、中段右側に小さく表記されている「Use email」をクリックし、画面が変わったらメールアドレスを入力して、Nextボタンをクリック。ここでも6ケタのワンタイムコードの入力を求められます。メールアドレスに送られたワンタイムコード入力し、画面が変わったら自身で設定した6ケタのピンコードを入力の上、渡航情報の入力へ進んでください。

eTravel ログイン1

eTravel ログイン2

④-1 渡航情報の入力<Travel Resistration>

Travel Registration

項目要約備考
FOR ME / FOR OTHER申請者の選択自身の申請/同行する家族分の申請のいずれかを選択
AIR / SEAフィリピンへの入国手段航空機で入国する場合はAIRを選択
ARRIVAL / DEPARTUREフィリピン入国/出発の選択フィリピン入国の際はARRIVALを選択

入力が完了したら、[Continue]ボタンをクリック

④-2 渡航目的および宿泊情報の入力<Travel Details-Philippine Arrival>

New Travel Declaration-1

項目要約備考
Purpose of Travel旅行目的下記参照
Traveller Type旅客/航空クルーの選択飛行機で入国する場合は、AIRCRAFT PASSENGERを選択
Country of Origin出発地Japanを選択

旅行目的について(例)

  • 観光の場合:Holiday/Pleasure/Vacationを選択
  • 商用の場合:Business/Professionalを選択
  • 語学留学などの場合:Education/Training/Studiesを選択
  • コンベンション参加の場合:Convention/Conferenceを選択

[Destination upon arrival in the Philippines]の項目について

ホテルなどの宿泊施設に滞在する場合は、Hotel/Resortを選択。一般の個人宅へ滞在する場合は、Residenceを選択。飛行機を乗り継いで第3国へ抜ける場合は、Transitを選択。

Hotel/Resortを選択すると、ホテル名を記入する欄が出ます。ここではまず[Search… ]の部分に滞在ホテル名を英語で記入してください。自動的にホテル情報が検索されます。ハイアットホテルやシェラトンホテルなどフィリピン国内に複数のホテルが存在する場合、データベースに登録されている全てのチェーンが表示されますので、自分の宿泊予定のホテル名をその中から選択してください。

④-3 フライトインフォメーションの入力<Flight Information>

Flight Information

項目要約備考
Date of Arrivalフィリピン到着日カレンダーより選択
Date of Returnフィリピン出国日カレンダーより選択
Name of Airline航空会社名タブより選択
Flight Number航空便名タブより選択
Airport of Arrival到着空港名下記参照
Seat/Bed Number記入不要座席指定済でも特に記入の必要はありません

フライトナンバー(航空便名)および到着空港名について

このシステムのデフォルト設定として、航空会社名をタブ一覧から選択した段階で、自動的に現在就航しているフライト番号一覧がタブで表示されます。また、フライト番号を選択した段階で自動的に到着空港名が表示されます。

ちなみにNinoy Aquino International Airport(NAIA)とはニノイ・アキノ・マニラ国際空港のことであり、マニラ首都圏唯一の国際空港になります。JAL/PAL/ZIPエアは第1ターミナル(T1)を使用します。ANA/セブパシフィック/エアアジア/ジェットスターは第3ターミナル(T3)を使用します。現在、第2ターミナルはPAL/PALエクスプレスの国内線専用ターミナルとなっています。

全ての記入を終えたら「Next」ボタンをクリック。

⑤健康報告 <Health Declaration>

Health Declaration

項目要約備考
Country(ies) worked, visited ………過去30日間に訪れた外国の確認下記参照
  • [COUNTRY(IES) WORKED, VISITED AND TRANSITED IN THE LAST 30DAYS] ⇒過去30日間の間に訪問もしくは乗り継ぎをした国がある場合は、[Add]ボタンをクリックし、その国名を記入。無い場合は、記入不要。

下段の質問事項

[Have you had any history of exposure to a person who is sick or known to have communicable/infectious disease in the past 30days prior to travel?] ⇒渡航前の過去30日間に病気の人または伝染病/感染症に罹患している人と接触した履歴がありますか?との質問。感染症患者との接触の有無を質問しているので、身に覚えのない人はNoにチェックを入れる。

[Have you been sick in the past 30 days?] ⇒過去30日間の間に病気になりましたか?との質問。ここも特に病歴の無い人はNoにチェックを入れる。

全ての記入を終えたら「Next」ボタンをクリック。

⑥入力項目最終確認画面 <New Travel Declaration Summary>

ここまでの記入が完了すると、各記入項目の確認画面が出ます。入力項目に誤りがあった場合は、ここで訂正してください。記入事項に間違いがなければ、下部の「Submit」ボタンをクリック。

New Travel Declaration Summary-1

New Travel Declaration Summary -2

⑦登録完了!

eTravel QRcode

 

全ての登録が完了すると、QRコード付きの確認画面が表示されます。これで申請は完了です。このQRコード付き確認証は登録したメールアドレスへも送信されます。
以前は日本出発時(空港チェックイン時)にQRコードの提示を求められましたが、今はQRコードを提示する必要は無くなりました。フィリピン入国時もQRコードの提示は求められません。
*水色で囲われた部分の注釈は以下の通りです。

eTravel登録の確認と国境審査のため、入国審査官にパスポートをご提示ください。

一度登録画面を閉じても、再度登録したメールアドレスとピンコード(パスワード)を入力してログインすれば、登録したデータはいつでも再表示と情報の編集が可能です。

税関申告もオンライン申請可能へ

eTravelでは税関申告もオンライン申請が可能になりました。1万米ドル相当額以上の現金をフィリピンへ持ち込む際には必ず税関申告する必要があります

機内で渡される紙ベースの税関申告書に必要事項を記入した場合は、オンライン申請の必要はありません。そのまま紙の税関申告書を税関へ渡してください。

税関申告のオンライン申請方法や紙ベースの税関申告書の記入方法は、JALのホームページで詳しく解説しています。必要な方はこちらをご参照ください。

ピンコードを忘れた場合の対処法

  1. eGovPHホーム画面の右下にある「Account」ボタンをクリック
  2. Account画面の最下段「Log out」からログアウトボタンをクリックし一旦ログアウトする
  3. Welcome画面が表示されたら、「Login via Email」 を選択
  4. 登録したメールアドレスを入力し、ログイン
  5. 6ケタのワンタイムコードを入力し、ピンコード(MPIN)入力画面を表示
  6. 欄の下にある「Forget MPIN?」をクリック
  7. 自身で設定した6ケタのピンコード(MPIN)を再入力

FORGET MPIN

 

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