JALとANA、2024年4月以降の燃油サーチャージ発表。更に2段階値下げへ

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2024年4月~5月発券分の燃油サーチャージを確定

日本航空と全日空は、2024年4月1日発券分から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2024年4月1日から2024年5月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。昨年は円安の影響から値上がりが続いていた燃油サーチャージですが、今年に入り徐々に値下がり傾向になってきました。

燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、2023年12月から2024年1月の直近2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、1バレルあたり101.72米ドル、為替換算レートは1ドル=145.26円となっています。

JAL・ANA 2社間の料金乖離は解消へ

コロナ後、燃油サーチャージの設定金額にかなり違いがあった日本航空と全日空ですが、今回の発表では設定金額がほぼ横並びとなりました。

今後、燃油サーチャージは値下がりするか?

ジェット燃料費は下降傾向にあります。しかし、為替換算レートは2月末現在150円台前半の円安傾向にあり、今後円高傾向にならない限り劇的な値下がりは望めません。

為替換算レートが1ドル=140円台後半から更に円高が進めば、今夏以降燃油サーチャージは値下がりすると予想されます。しかし、このまま為替が150円台で推移した場合、再び値上がりする可能性も否定できません。

日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】

方面現行(2月~3月発券分)改定後(4月~5月発券分)
韓国・極東ロシア5,300円3,500円
東アジア(韓国とモンゴルを除く)10,300円8,500円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク16,100円11,000円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク23,000円18,000円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ28,200円21,000円
北米・欧州・中東・オセアニア43,600円33,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。
  • JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。

日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】

方面現行(2月~3月発券分)改定後(4月~5月発券分)
韓国・ウラジオストック4,500円3,500円
中国・マカオ・台湾・香港11,000円10,000円
フィリピン・ベトナム・グアム13,500円11,000円
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア20,000円18,000円
ハワイ・インドネシア・インド24,500円21,000円
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米38,000円33,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり400円徴収されます。

その他の付帯条件

  • 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
  • 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。

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